私的宗教 叶鋼教

個人的な信仰生活の記録です

祈ると手がふさがる

「祈るな、祈ると手がふさがる」

これはベルセルクというマンガの台詞です。

劇中では、敵を目の前にして戦わずに神に祈ろうとした騎士団長に向けて、主人公が言った台詞です。

 

これは反宗教的とみなす人がいるかもしれませんが、私は賛成します。

 

私は祈る時に、自分の力ではどうにもならないことを祈ります。

死者の魂の鎮魂、不幸な偶然の回避などです。

自分の努力で問題解決できることは祈りません。

例えば「今度の商談がうまくいきますように」と祈る暇があれば、資料を整理したり、相手の利益になる仕組みの検討を行います。

自分の努力を尽くす前に神に祈って問題解決を願うのは怠惰な行為であり、神に対する非礼であるとさえ言えます。

 

件のマンガでも、目の前に敵がいて、自分が武器を持っているなら、祈らずに戦うべきです。

祈りは自分の抱えている問題から逃避する手段ではないのです。