私的宗教 叶鋼教

個人的な信仰生活の記録です

天国の設計4

弊社(叶鋼教)は天国を設計し、実装は別の業者(超自然的存在)に丸投げする

叶鋼教のすべきことの1つは天国の仕様を検討することです。その設計した天国は、いずれ超自然的存在により実装されることになります

 

過去に検討した天国の仕様案は以下をご覧ください

 

yegang-2nd.hatenablog.com

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生命の原則に従わない天国

上記の設計をご覧になれば分かるように、この天国に来る者は「死者」だけです。

現実の世界では人口が増加していきますが、この天国は開始時点で人口が固定されています。過去に生きて死んだ者しかいないからです

 

天国の設計2 において、得点を消費することで具現化する空想存在「冥界の訪問者」という例外もありますが、それは本来の意味での人口の増加とは言えないでしょう。

 

本来の意味での人口の増加とは、生殖活動による遺伝子の継承です。

生命の原則とは、繫殖率×生存率の最大化です。天国は後者の生存率は無限に近い反面、前者の繫殖率が0となっています。

 

しかし、繁殖そして子育ても「人類の文明活動」の1つです。叶鋼教の作る天国は人類文明の保存を目標とするのに、繁殖と子育てが存在しないのは片手落ちと言えるでしょう。

 

一方で、天国にいる古今東西の人々が無節操に生殖活動をして増加するのは不適切と思えます。

 

天国で生まれる子供

まずは無節操な生殖活動を制限する規則を設けたいと思います。

 

基本的には21世紀の日本の法律と同じような規則です。

兄弟姉妹(2親等)、叔父叔母・甥姪(3親等)との間には子供を作れないなどです。

現実の世界では、法と倫理を犯せば近縁間で子供を作れてしまいますが、天国においては不可能とします。

(もちろん、現実の世界で近親婚で生まれた人物は、既に実在した人物なので、天国でも存在できます。権利も他の人と平等です)

 

生殖活動や結婚制度、家族制度は時代により激変するので、21世紀の日本の家族観を元に規則を作るのが正しいかどうか分かりませんが、議論の叩き台になる案を出すのは大事だと考えています

 

ですが、21世紀の日本では実現していない、同性同士の子供、更には単為生殖による子供も、私達の天国ではあってもいいと考えています。

 

天国においては、「得点」(天国における貨幣の役割を果たすもの)を消費することで、子供の制作を依頼できます。

その際には、男女のペアだけではなく、男同士、女性同士でも申請できます。

そして彼らの遺伝子を受け継いだ子供を製作します。儀式として生殖行動をしてもいいですが、希望すれば生殖行動なしでも子供を作れるようにします

 

更に大胆な設計として、1人だけでも申請できるとします。

ただし天国には既に無数の同一人物が大量にいるので、わざわざクローン人間を作る必要はないので、1人だけの子供の場合は、ランダムな遺伝子を混ぜた子供を製作します

天国での子育て

叶鋼教の天国は生前の行動が全て晒される地獄でもあります。

この地獄の罰は、新しく生まれた子供も受けてもらわないといけません

 

ですが、天国で生まれた子供には晒される生前の人生がありません。

そこで、天国で生まれた子供は、仮想空間に作られた地球で、人生を過ごしてもらい、その人生を全て晒すことにします。

仮想空間は申請者が生前に暮らしていた世界に近い時代と場所を再現する予定ですが、強い希望があれば別の時代を選ぶこともできます。

 

そして、子供を申請したペアの分身を、天国の記憶を一時的に消した上で、その仮想空間に送ります。

そのペアは、その仮想空間で子供を産みます。

男同士、女性同士の場合は、養子をという形で、彼らの遺伝子を継承した子供を送り込みます。

1人だけの場合は、片親家庭という設定で開始します

 

また、その仮想空間で生きる他の人々も数百万人から数千万人を募集して、同様に天国の記憶を一時消去して送り込みます。

彼らには協力報酬として得点が支払われます。

 

残念なことに、その世界で生まれた子供は、その仮想空間では子供を作ることはできません。子供に子供を作られると収集がつかなくなるからです。

その子供は結婚しても、子供は生まれません。

そして、その子供が人生を終えると同時に、仮想空間にいた人々のデータを回収した上で、仮想空間は消滅します

 

仮想空間から回収された人々は、仮想空間の記憶を維持したまま、天国の記憶を取り戻します。

そして、子供は「人生」を獲得し、その人生を全ての人々に見られるという罰も受けられるようになるのです